長期間に渡って実施する全身脱毛

"脱毛はただ単に無駄毛の処理をすれば良いということではなく、お肌のことも考えながら実践する必要があります。
特に毛抜きなどを利用してしまうと、毛穴から細菌が侵入してしまい思わぬ病気になってしまうこともあるのでご注意ください。全身脱毛は一日で終わると思っている方が多いですが、決してそんなことはありません。
お肌への負担が大きい全身脱毛というのは、とにかく適切な施術と時間が必要になることから、必然的に時間がかかってしまうのです。

 

全身脱毛に必要な期間は、約一年が最短サイクルであり、長期的な施術が必要となります。
ただし無駄毛の量が多かったり、太い毛の場合には、1年以上かかってしまうこともあるので、この一年は目安として考えてください。

 

最善の結果を出すために、全身脱毛について理解をする必要がありますので、一年以上全身脱毛に期間が必要なこともあります。
しかし多くの方が一年で完了しているので、目安として全身脱毛にかかる期間は一年と頭に入れておきましょう。"



長期間に渡って実施する全身脱毛ブログ:23-05-24

終戦直後、
あたくしたち一家は、谷中の3軒長屋で暮らしていた。

詳しく言えば、
ママと姉貴とあたくしの3人で、
父は南方戦線からまだ戻っていなかった。

当時の9時食は、
どの家もたいてい芋粥だった。

お粥の部分は姉貴とあたくしが食べ、
ママはいつもサツマイモの部分を拾って食べていた。

まだ小さかったあたくしは、
ママはサツマイモが好きなのだと思っていた。

そして午後のご馳走は焼芋である。
外でチャンバラごっこをしていたあたくしは、
今まさに新撰組と切り結んでいる最中に、
「やきいもー」という焼芋屋の声がする。

そうなるともう新撰組もない。
あたくしはあわてて家に駆け込み、
無駄でも「焼芋買ってくれ!」とママに頼むのであった。

サツマイモばかり食べている毎日なのに、
なんでまた焼芋かと言えば、
あたくしたちが普段食べていたサツマイモは
「タイハク」とかいう水っぽいものなのだが、
焼芋屋の芋はホントに美味い「キントキ」だったのである。

そんなわけで、
姉貴とあたくしはたまに焼芋にありつけるのだが、
ママは決して焼芋を食べることはなかった。

いつも「焼芋は胸が焼ける」「今日は食欲不振」と言って、
焼芋にかぶりつくあたくしたちを見てただ笑っているだけであった。

しばらくすると、
お米もちゃんと配給になり、
菓子パンだって何時間も並べば買えるようになった。

やがて、父も南方戦線から帰って来て
あたくしたちは長屋を引っ越し、サツマイモなど長屋時代の思い出は
遥か遠いものとなっていった。

姉貴とあたくしにお粥を食べさせようとして、
自分はサツマイモの部分を食べていたママ。

そのくせ、お金がないためか自分だけ焼芋を食べなかったママ。
ママは一体、サツマイモが好きだったのか嫌いだったのか…

今年の中秋の名月の日には、
ママの仏前に焼芋でも供えようかとあたくしは思う。